列車を襲った小泊地すべり

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(2012:06:25 13:09:53, NIKON D800, F8.0, 1/320, 0, ISO:100, 26 mm, AF-S Nikkor 17-35mm f/2.8D, 撮影地, 潮位, 月齢:5.5, 中潮)
カテゴリ: 201206新潟・富山  

列車を襲った小泊地すべり
フォッサマグナの隆起と侵食

・フォッサマグナと地すべり
この周囲の山々は、フォッサマグナの海底にたまった300万~100万年前の堆積岩(砂岩や泥岩)や火山噴出物でできています。200万年前に始まった隆起運動によって、まだよく固まっていない堆積岩が海底から陸上へ持ち上げられた結果、地すべりを引き起こすことになりました。

・旧北陸本線と地すべり
山際の海岸線に沿うように走っていた旧北陸本線(浦本駅~直江津駅間)は、開業以来、上の図のように約70回の地すべりに襲われ、線路が壊されたり、列車の転覆事故が起こりました。右の写真Aと写真Bは、1963年(昭和38年)3月16日、能生小泊で発生した地すべりです。まさに、旧北陸本線の保守は地すべりとの戦いでした。1969年(昭和44年)、新たに開通した現在の北陸本線は、トンネルで地下を通すことによって地すべりを避けることになりました。

・小泊地すべり
1963年3月16日午後4時30分頃、小泊の西斜面(写真C)で地すべりが発生し、普通列車(敦賀発直江津行き、7両編成)が白山トンネルを出たところで地すべり土砂に乗り上げ、20分後の第2波の地すべりによって機関車と先頭の客車が海の方へ押し流されました。この地すべりによって、死者4名、負傷者数名、全壊家屋25戸、半壊家屋3戸の被害がありましたが、列車の乗客150人には1人の怪我人もありませんでした。この小泊地すべりは、その後の北陸本線トンネル化の契機となりました。

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