勝部遺跡

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(2012:04:10 13:25:48, NIKON D800, F10.0, 1/200, 0, ISO:500, 17 mm, AF-S Nikkor 17-35mm f/2.8D, 撮影地, 潮位, 月齢:18.5, 中潮)
カテゴリ: 大阪湾  

勝部遺跡

弥生時代(約2000年前)は、日本ではじめて稲作が行われた時代です。稲作は人々に豊かな生活をもたらしましたが、その反面、生み出された多くの貯えをめぐって、人々の間にさまざまな争いを引き起こしました。そんな時代の姿をうかがわせてくれるのが、この勝部遺跡です。
勝部2、3丁目から大阪国際空港南部にかけて広がるこの遺跡からは、これまでに弥生時代から平安時代にかけての集落、墓地、水田など、数多くの生活の跡がみつかっています。
弥生時代の遺構の中でも、とくに注目されるものとして、14基もの木棺墓があります。木の板を組み合わせて作られた、これらの木棺の中には、腰に石の槍先(剣とも考えられています)が突き刺さった人骨や、石のやじりがまるで打ち込まれたかのように体内から出土した人骨がみられ、集団間の争いで倒れた人たちの姿を彷彿とさせてくれます。また、稲作の直接の証拠となる炭化した米粒や、全国的にも珍しい弓筈状鹿角製品なども出土しています。
この遺跡は、弥生時代後期以後、生活の痕跡が一時とだえ、古墳時代中期以降、再びムラが営まれたようです。そして鎌倉時代以降は整然と区画された田畑がひろがり、最近まで見られたような田園になっていったものと思われます。

豊中市教育委員会





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